はじめに
これまでに、
- ヘッダー
- ナビゲーション
- フッター
など、サイト共通の導線を作ってきました。
ここからは、
今読んでいるページの中から、次に必要な情報へつなぐ方法
を考えます。
これが内部リンクです。
内部リンクはSEOでも重要ですが、
最初に考えるのは、
読者が次に何を知りたいか
です。
内部リンクとは
内部リンクは、
同じサイト内の別ページへ移動するリンク
です。
たとえば、
縮毛矯正の記事から、
縮毛矯正メニューを見る
へつなぐリンク。
初めての方ページから、
店舗へのアクセス
へつなぐリンク。
これらが内部リンクです。
メニューも内部リンク。でもこの章では分ける
広い意味では、
- ヘッダー メニュー
- フッターメニュー
- パンくずリスト
- ロゴ リンク
なども内部リンクです。
ただし、この章ではそれらを再説明しません。
第37章では、
本文や関連記事など、コンテンツの文脈から生まれるリンク
へ集中します。
グローバルナビゲーションは第21章。
フッターは第22章。
サイト構造とパンくずリストは第38章で扱います。
「次の疑問」を考える
たとえば、
「縮毛矯正とは?」
という記事を読んだ人なら、
次に、
- 自分の髪でもできる?
- 料金は?
- 時間は?
- 施術例は?
- 相談できる?
と考えるかもしれません。
その答えが別ページにあるなら、自然にリンクします。
内部リンクは、
リンクを入れる場所を探す作業
ではなく、
読者の次の疑問へ入口を置く作業
です。
一つのページへ全部書かなくてよくなる
内部リンクを使えば、一つのページへすべての情報を詰め込む必要がありません。
たとえばサービスページにはサービスの説明。
アクセスはアクセスページ。
初回来店の流れは「初めての方へ」。
詳しい研究内容はブログ。
というように役割を分けられます。
そして必要なところでリンクします。
Googleもリンクを使う
Googleはリンクを使って新しいページを発見し、ページ同士の関係を理解します。
Google Search Centralも、
重要なページは少なくともサイト内の別ページからリンクされるようにする
ことを案内しています。
ただし、
「内部リンクを入れれば必ずIndexされる」
という意味ではありません。
発見、クロール、インデックス、ランキングは別の段階です。
孤立 ページを作らない
他ページからほとんどリンクされていないページは、
孤立 ページと呼ばれることがあります。
重要なページなら、
- 関連記事
- サービスページ
- Hub ページ
- ナビゲーション
- フッター
など、意味のある場所からたどれるようにします。
すべてをヘッダーへ入れる必要はありません。
文脈に沿ったリンク
本文の文脈の中に置く内部リンクを、
文脈に沿ったリンクと呼ぶことがあります。
たとえば、
初回来店では過去の施術履歴も確認します。
詳しい流れは「初めての方へ」でご案内しています。
のような形です。
なぜそのページを見るとよいか分かるので、突然ボタンだけ置くより自然な場合があります。
アンカー テキストとは
クリックできる文字を、
アンカー テキスト
と呼びます。
たとえば、
初めての方へのご案内
がリンクになっていれば、その文字がアンカー テキストです。
Googleも、アンカー テキストは簡潔でリンク先に関連する内容にすることを推奨しています。
「こちら」だけより行き先を分かりやすく
詳しくはこちら
だけでは、リンクだけを見たときに行き先が分かりにくい場合があります。
可能なら、
縮毛矯正の料金を見る
初めての方へのご案内
店舗へのアクセス
のように、リンク先を想像できるテキストにします。
キーワードを詰め込まない
説明的にしようとして、
浦和おすすめ人気髪質改善縮毛矯正美容室はこちら
のようにキーワードを詰める必要はありません。
アンカー テキストは、
読者がクリック先を理解できる自然な言葉
にします。
周辺の文章も大切
リンクだけではなく、リンク前後の文章で、
「なぜこのページを見るとよいか」
が分かると自然です。
初回は施術履歴を確認しています。
カウンセリングの流れは「初めての方へ」で確認できます。
のようにつなぎます。
テキスト リンクとボタンを使い分ける
内部リンクはテキスト リンクだけではありません。
ボタンも使えます。
テキスト リンク
文章を読みながら、詳しい情報へ進む。
ボタン
ページ末などで、次の行動を強く示す。
たとえば、
メニュー・料金を見る
などです。
ボタンを大量に並べると優先順位が分からなくなるため、強く案内したい行動へ使います。
リンクだと分かるデザインにする
リンクなのに本文とまったく同じ見た目だと、クリックできることに気づかれない場合があります。
Themeの、
- 色
- 下線
- Hover
- ボタン
などを使い、リンクであることが分かるようにします。
色だけに頼りすぎないこともアクセシビリティ上の観点になります。
内部リンクをどこに置く?`
関連 Articles
記事末に関連記事を置くことも内部リンクの一つです。
ただし、
「同じカテゴリーだから自動で10記事」
より、
今の記事を読んだ人に本当に役立つ次のページ
を優先します。
自動表示機能を使う場合も、実際の内容が合っているか確認します。
古い記事から新しい記事へリンクする
新しい記事を書いたとき、
新記事から過去記事へリンクするだけではありません。
過去の重要記事を見直し、
新しいページへつなげられる場所がないか
確認します。
これによって、過去コンテンツもサイト全体の新しい構造へ接続できます。
内部リンクの数に魔法の数字はない
「1ページに何本入れればSEOに良い?」
と考えたくなります。
しかし、Googleも理想的な固定本数を示しているわけではありません。
数より、
- 必要?
- 関連している?
- 読みやすい?
- リンク先が役立つ?
で判断します。
内部リンク確認チェックリスト
□ 読者の次の疑問につながっている
□ 重要ページが孤立していない
□ アンカー テキストから行き先が分かる
□ キーワードを不自然に詰めていない
□ リンク前後の文脈が自然
□ ボタンを増やしすぎていない
□ 関連 Articleが本当に関連している
□ 新旧記事を相互に見直している
今回のポイント
- 内部リンクは同じサイト内のページ同士をつなぐ
- この章では本文・関連記事など文脈に沿ったリンクを中心に扱う
- 最初に読者の次の疑問を考える
- Googleもリンクからページを発見し関係を理解する
- 重要ページを孤立させない
- アンカー テキストは簡潔で行き先が分かる言葉にする
- キーワード 詰め込みを避ける
- テキスト リンクとボタンは役割で使い分ける
- 関連 Articleは数より関連性
- 新しい記事を作ったら古い記事のリンクも見直す
今回の視点
内部リンクは、
SEOのためにリンク数を増やす作業ではありません。
一つのページを読み終えた人へ、
次に必要になる答えを渡す
ための設計です。
そのつながりが増えるほど、サイトは単なるページの集合から、理解しやすい情報のネットワークになっていきます。
Part 6|検索されるホームページを作る

