小顔に見える髪型｜ダイヤの法則

顔が小さく見える髪型は誰もが手に入れたいデザインのひとつですね。仕組みはとても簡単で、ダイヤモンドのようなひし形シルエットを目指せばいいだけです。どこにでも書いてありますね。ではなぜひし形シルエットが小顔効果をもたらすのかを知っている方はいるでしょうか？科学的に分析してより小顔効果のある髪型を目指しましょう！

1 顔を小さく見せて、可愛くなろう

顔を小さく見せて、可愛くなろう

はじめに

日本人の多くの頭の骨格は外国人の骨格に比べると、頭頂部がつぶれていて（高さがない）、頭のハチが張っています。また、後頭部はぜっぺきの方が多いのも特長です。このことから日本人の髪型はどうしても四角っぽくなりやすいということが理解できます。つまり、寿司屋の板前さんのような頭ならつくりやすいということですね。

反対に外国人の骨格はキレイな卵形のようなメリハリのある骨格です。顔立ちを見れば一目瞭然ですね。メイクでも骨格コントロールがあるように、ヘアカットでも骨格修正をするようなカットが日本人には必要です。それがシルエットでいうひし形を意識するということに繋がります。

ひし形シルエットを意識するとなぜ小顔に見えるのか？

ひし形シルエットは日本人の骨格を修正するようなデザインに仕上げる以外に、本日のお題である「小顔効果」ももたらしてくれます。これはシルエット以外にもつながることから私たちは「ダイヤの法則」と名付けました。

この原理の根本は、幾何学図形を中心に19世紀頃からの錯覚による研究ではじまっています。メイクやファッションを考えてみればわかると思いますが、ある服を着るとやせて見えたり、その逆で太って見える服もありますね。また、アイメイクで目にアイラインをいれることで目が強調されることは有名です。

それでははじめにデザインの法則から見ていきましょう。

1. デザインルールその1「正方形を45度傾けると大きく見える」

同じ大きさの２つの四角形です。ひとつを45度に傾けると、傾けた方が大きく見えますね。とても不思議です。つまり、同じ大きさでも角度によって違った大きさに感じるのですね。これは目の錯覚から生まれる原理です。これをふまえた上で次の法則にいきます。

2. デザインルールその2「円の外側に大きな円を描くと内側の円は小さく見える」

左の内側の円は、右と同じ大きさです。しかし、これも目の錯覚で左の円の方が小さく見えるような気がしますね。つまり、先ほどのデザインルール1と合わせて髪型を考えてみると、ひし形シルエットの髪型はヘアデザインを大きく見せる効果があり、そこに顔を当てはめると顔が小さく見える効果があることが理解できます。これが「ひし形の髪型は小顔に見える秘密」です。

それでは少し思考を変えて、これをメイクで考えて見ましょう。そうです。目を大きく見せるために女性の方は色々と工夫をしますよね。そうなんです。だからといって目の周りをあまりにも大きく縁どるような、つまり上の写真のようなパンダみたいなメイクにしてしまうと目を大きくみせたいはずなのに逆に小さく見えてしますのですね。ではどうしたら大きく見せれるかにいきましょう。

デザインルールその3「円の外側に少し大きな円を描くと円は大きく見える」

円の外側に少し大きな円を描いてみました。すると左の円の方が大きく見えますね。つまり、アイメイクは目より少し大きく円を描くようなイメージでメイクを意識した方が錯覚により目が大きく見えるのですね。これは先ほどの髪型の話にも繋がりますね。タイトなヘアスタルは顔を大きくみせてしまうということです。それでは実際に髪型にこの「ダイヤの法則」を当てはめてみましょう。