その行為が髪を痛める!part 3

シャンプーはほとんどの方が毎日しますよね。今日はそんなシャンプーについて少し考えてみましょう。

 

 

日常において髪を痛める行為

 

 

髪の構造はとても不思議というか面白いというか謎がたくさんあります。その仕組みを知ると当然ケアにもつながります。日常でも様々な髪のダメージ要因はあるので、予防と対策をしていきましょう。

 

その行為が髪を痛める! part1はこちら

 

その行為が髪を痛める! part2はこちら

 

シャンプー

 

みなさんはシャンプーってどうやって洗っていますか?シャンプーやトリートメントなどの商品にこだわる方はいますが、シャンプーの行為そのものって考えたことありますか?なんとなく子供の頃に親に洗ってもらったり、テレビCMとかで流れているのを見て、「シャンプーはこうやるもんだ」とあたり前のように思ってしまっている方も多いと思います。しかし、その行為が髪や頭皮を痛めてしまっている可能性もあるのですね。

 

|シャンプーの目的

 

まずはシャンプーの目的からです。シャンプーする理由はもちろん頭皮と髪の汚れをとるためですね。この汚れの中には、外部からの汚れと身体の内部の汚れがあります。これが合わさって頭皮や髪がべたつく要因になります。

 

外部の汚れは、排気ガス・タバコの煙・大気のチリ・調理の油(焼き肉屋さんにいったら匂いがつきますね)・スタイリング剤などで、内部の汚れは、毛穴の皮脂・フケ・汗などです。特に皮脂の分泌が多い方は、毛穴がつまりやすく、臭いが発生し、フケやかゆみをおこし、湿疹や炎症を引き起こし、最後には脱毛してしまう可能性もあります。頭皮や毛髪を清潔に保つことが頭皮の健康を維持して、キレイな髪を維持することにつながります

 

|シャンプーの行為(仕方)を分析する

 

それではシャンプーの仕方を考えてみましょう。頭皮をゴシゴシ、シャカシャカそんなイメージですよね。動画をのせようと思ったのですがリンクのみにしておきます。色々でてくると思うので見てみてください。

 

グーグルで検索「YouTube シャンプー」

 

そもそも正しいシャンプーの仕方に正解はないと思ってます。それは目的に応じたことが正解だからです。汚れを落としたいからシャンプーするのであれば、ゴシゴシする必要はありません。その場合は不正解です。ガシガシ洗うのは、頭皮がかゆいからそうするのだと思います。ですので、そう考えるとその行為は正解です。ただし、そのシャンプーの行為で間違いなくおきていることは摩擦です。 

 

キューティクルの特長

 

 

いい図解がなかったので手書きになりますが、このように髪は濡らすと中に水分をいれようとする機能があります。それはキューティクルが立ち上がるということです。キューティクルがたちあがっているときに摩擦を与えれば、たちあがっていないときよりも当然髪にダメージを与える行為につながります。

 

そしてゴシゴシ洗う行為は、キューティクルの損傷だけではなく、髪のからまりの原因にもなります。男性の短い髪ならからまる可能性は少ないですが、ミディアム〜ロングヘアーの女性の方は注意が必要です。当サロンでもからまりがひどくてこられた方が何人もいらっしゃいますが、からまりがひどすぎて切るしか方法がなかった方も過去にいらっしゃいました。

 

髪がからまる

 

|摩擦を軽減するには

 

では摩擦を軽減するにはどうしたら良いのでしょう?実は簡単なことです。それはシャンプーの泡です。「シャンプーはよく泡立ててから洗いましょう」というのは、泡がクッションの役割をはたしているからなのですね。もちろん摩擦を軽減するような成分がはじめから含まれているシャンプーもありますが、よりダメージさせないシャンプーの仕方を考えてみることはとても重要です。

 

|頭皮にも着目してみましょう

 

それでは次は頭皮です。ゴシゴシ洗うような行為のシャンプーは頭皮を傷つけます。傷口が痒いときにかいてしまうと治りは遅くなりますよね。頭がかゆいからといって、ゴシゴシ洗ってしまったら、頭皮に傷がつき、ひどくなると炎症を起こします。さらに悪化すれば脱毛の原因にもつながります。

 

かゆい→シャンプーでこする→炎症がおきる→かゆい→繰り返し→脱毛の可能性も!

 

まさに負のスパイラルです。また、シャンプーの摩擦で炎症が起きてしまう可能性があるだけではなく、摩擦で頭皮をかたくしてしまっているかもしれません。頭皮はかたくなると血行不良で細毛・脱毛の原因につながる可能性があります。ですので、頭皮はかたいよりも柔軟で適度にやわらかい方がいい状態です。頭皮が痒いからシャンプーでゴシゴシしてしまう方は、まずシャンプーの仕方を変えてみましょう。

 

|摩擦以外に考えられること

 

そして痒みということに着目すると、かゆみの原因は自身での摩擦による刺激以外に、シャンプー本来の目的である、洗うという行為そのものにも原因があります。洗うということは極端にいえばすべてを取り除くということ。様々な汚れ以外にも必要な油分までとってしまう場合があります。つまり、かゆみの原因のひとつは頭皮の乾燥です。お風呂からでたらボディクリームをすぐ塗る女性の方もいると思います。すぐ化粧水をつける女性の方もいると思います。それはお肌の皮脂膜が洗い流され、乾燥するのを防ぐためですよね。つまり頭皮もシャンプーで皮脂がなくなり、乾燥して痒くなっている場合もあるのです。

 

解決法は2つあります。シャンプーの洗浄力をおだやかにする方法、つまり、普段使うシャンプーをかえること。もうひとつは、お風呂からでたら化粧水を頭皮にもつけること。育毛剤ならなおいいかもしれません。  

|洗い方を考えてみる

 

 それでは具体的に洗い方を考えてみましょう。髪や頭皮を傷つけないように洗うには、シャンプーの泡で髪と頭皮を優しく包み込むように意識します。そして頭皮をもみほぐすように、つまりマッサージするようなイメージでシャンプーしてみてください。どうですか?ゴシゴシ洗わなくても気持ちはいいはずです。この方法ならシャンプーで汚れを落としながら頭皮ケアまで出来てしまいます。もし一度で汚れが気になるようでしたら、2回、3回と回数をふやしてみてください。それでも気になるならシャンプー剤自体を変えてみた方がいいかもしれません。

 

シャンプーの仕方を考える

 

 |まとめと解決策

 

いかがでしたか?普段のシャンプーという当たり前の行為も、見つめなおしてみると色々と新しい発見があると思います。個人的には、究極のシャンプー剤やその方法はないと思ってます。それは人の顔がそれぞれちがうように、頭皮や髪質は人それぞれだからです。

 

そしてシャンプーを毎日するのであれば、その行為で髪や頭皮を毎日痛めている可能性もあるのです。 逆をいえば、毎日ケアすることも可能かもしれないのですね。今回は「シャンプーという行為で髪が痛む可能性がある」をテーマに記事を作成しましたが、シャンプーのやり方で髪と頭皮ををいたわることの参考になればと思います。

 

・シャンプーするときは頭皮と髪をやさしく洗いましょう!

 

 

 

日常の行為を見直してみることも髪のケアにつながります。ダメージを予防して美髪を目指しましょう!

 

 それではステキなヘアライフを!

 

 

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浦和の美容室エナ 「美」から生まれるチカラ
進化する縮毛矯正,デジタルパーマ,カラーでお手入れしやすいヘアデザインを心がけています。

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一人ひとりに似合わせたデザインや再現性はもちろんですが、今まで髪質やダメージであきらめていたデザインもお任せください。不可能を可能にする技術を研究し、日々切磋琢磨してます。毎日が「ワクワク」するような、そんな「幸せの種」をたくさんまくことが僕の使命です。一緒にたくさんの「華」を咲かせましょう!