ヘナカラーが100%安全?天然だからという概念は捨てよう

相変わらずヘナは人気だ。自然派思考や天然物という健康ブームの流れもあるからだろう。美容室や化粧品売り場でもオーガニック商品が陳列するくらいだ。しかし、天然だから、オーガニックだから安全かというと必ずしもそうではない一面もある。

 

 

そもそもほとんどの動植物というのは、自分自身の生命を守るために微毒を持っている。例えば人参だ。最近は無農薬有機栽培などといって皮を剥かずに食べる方もいるというが、人参は自らが虫などから食べられないようにするために表皮付近や葉などに微毒を持っている。それは茹でればわかる。そう、アクだ。だから昔から人はアク抜きをするという生活の知恵が伝えられてきた。アク抜きをしないで牛蒡や七草などを食べてみれば分かるはずだ。

 

 

次は、日本人が大好きなマグロだ。「天然マグロ入荷しました!」と張り紙がしてあればマグロ好きな方なら必ず注文するだろう。しかし、実はマグロにはメチル水銀が含まれている。このことから厚生労働省医薬食品局食品安全部基準審査課では「妊婦への魚介類の摂取と水銀に関する注意事項」を掲げている。具体的には1回で80g食べるのあれば週に2回までにしておく、1回で160gなら週に1回までということだ。

 

 

玄米が身体にいいと言われる。しかし、反面ミネラル不足になりやすいという。これは玄米の表皮に「フィチン酸」といわれる物質が含まれており、強力な排出作用がある。これにより「抗ガン効果がある」といわれており、病気を治していくということになる。しかし、その効果がある反面、有用なミネラルも体外に排出してしまうという問題も同時にあるのだ。

 

 

このようにいいあげたらきりがない。ではヘナについて分析していこう。

 

 

ヘナで髪が染まる原理は「ローソン」という言われる物質だ。これを化学式で表すと「C10H6O3」となる。これは化学に詳しい人なら分かると思うが、これは除草剤などにも使われる「ユグロン」などと呼ばれる「有毒」だ。こんなことを書くとヘナを癒しなどですすめているサロンにはいい迷惑になるかもしれない。それは当店も同じだ。しかし、先頭で述べた通り、動植物は自ら身を守るために微毒を持つのが普通だ。つまり、「毒」と呼ばれるモノは日常にはありふれている。すべては共存しているということだ。

 

 

人の都合でいいようにも悪いようにもモノは言われる。それは原理を理解していないからだ。このことについてはまた別の機会に詳しく記事にしたいと思う。話を戻すが先ほどあった、玄米で仮にミネラルも排出してしまうならその分ミネラルを他のもので補えばいいことだ。自然なものだからとか、天然だからとか、石油系や合成だからとか、いい一面や悪い一面ばかり凝視していてはいけない。これらすべてにおいて言えることが、「偏りすぎる」ということだ。これが身体にいいからといって同じものを毎日食べたり、この成分がいいからといってその成分ばかり気にしていてはいけない。

 

 

人だってそうだと思う。はじめは印象がよくなくても、長くつきあえば色々なことが見えてくる。いいところも悪いところもあるのが人間だ。人を長く愛せるかどうかはいいところも悪いところも知ったうえで愛せるかどうかだと思っている。つまり、大事なことは「すべてはバランス」ということだ。

 

 

ヘナのいいところも悪いところも知ったうえで、それでも本当にヘナが好きかどうか判断して頂きたい。あなたはこの事実を知ってもヘナを好きといえるだろうか?私はヘナが好きだ。そしてハナヘナが大好きだ。

 

 

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