これらの共通点は何でしょうか?

・健康

・美肌

・筋肉をつける

・ダイエット

・キレイな髪

「それは、たくさんの栄養を必要とする人です。」

例えば、健康な体の為には「良質のタンパク質」と「メガビタミン(大量のビタミン)」と「スカベンジャー」が必要だと三石先生は語っています。

例えば、肌はタンパク質です。ベジタリアンよりもお肉や魚をたくさん食べている人(高タンパク質)の方が肌がキレイな方が多いのはこのためです。

例えば、筋肉をつける為には運動だけではなく、タンパク質を体重の2~3倍以上摂取すること(メガタンパク質)が必要だと山本先生は語っています。

例えば、ダイエットをする為には摂取カロリーを控えようとしますが、控えすぎるとキレイな痩せ方にはならない為、健康な体づくりと同じように考えるべきです。実際に私はダイエットに挑戦して筋肉は落とさず、脂肪だけを10kg落としました。しかも、お酒を毎日飲みながらです。

そして、キレイな髪のためにも同じようにたくさんの栄養(メガトリートメント)が必要です。多くの人は圧倒的に栄養が足りていません。だから、メガトリートメントが必要です。

私の行ったダイエットですが、ジムでのトレーニングで昔はがむしゃらにやっていて2時間程かけていた時もありました。しかし、今では最短で20~30分で終わりますし、やっても1時間以内です。次に有酸素運動(スポーツランニング)をとりいれた時の話です。実際に痩せはするのですが筋肉の減少が大きかったためやめました。(もし有酸素運動を行うのであれば走るよりも歩くことをお勧めします。)この2つの共通点で言える事は、「正しいことをしないと意味がない」ということです。

トリートメントをしても髪が変わらないのはなぜ?

ほとんどのトリートメントは髪に油分などを補い、髪の表面をコーティングをします。シャンプー後にトリートメントをつければわかりますが、トリートメントをつけることで髪に滑り感が出るのはシリコーンやポリマーなどが髪の表面に作用するからです。これはヘアオイルなども同じです。

しかし、トリートメントをしていてもその時の髪のコンディションは良いけど、時間が経つとバサバサになった経験はありませんか?

その理由の1つとして、髪の中のバランスが整っていないからです。具体的に言うと健康な髪は「疎水」といって水分や油分のバランスを保とうとしているのですが、髪がダメージするとこの疎水が崩れて水分や油分のバランスを保てなくなります。

その結果、ヘアオイルなどをつけた時は一時的にコンディションは良くなったように感じますが、髪の中のバランスが崩れているため持続性に欠けるのです。

*この「健康な髪は疎水」という話は、私が書いた本を読んでもらえればより理解が深まりますのでさらに詳しく学びたい方は是非読んで見て下さい。アマゾンで購入できます。「おしゃれを楽しむ女性のためのキレイな髪を造る3つの方法」というタイトルです。

それではシリコーンやポリマー、その他油性分以外の物が入っているトリートメントを使っているのに髪がキレイにならないのはどうしてでしょう?

「プールに目薬」という言葉をご存知ですか?

つまり、その栄養成分が少なすぎるのです。プールに目薬を入れても効果はわかりませんよね。これと同じです。例えば、50種類の栄養成分を配合しているからと言っても500円ならその配合量はたかが知れてます。もし有効濃度まで配合されているならコストはもっとかかるはずです。

だから効果を実感できないのですし、もし効果を感じたとしてもその効果は先ほど挙げたヘアオイルと同じでシリコーンなどの表面上の効果に過ぎないのです。安価な商品やメニューはコストの関係上どうしても配合量に限界があるため、効果を感じやすい髪の表面的な作用に逃げるしかないのです。

メガトリートメントをするとどうなるのか?軋むトリートメント??

特許の関係上あまり詳しくは書けないのですが、本当の意味での髪の疎水を体験することができます。髪はダメージすると軋みますよね。ですが、髪が疎水になると同じように軋むのです。例えば、子供の髪はシャンプーすると軋みますが、乾かすとサラサラになります。これが疎水です。

こんな記事を書くと髪が軋んでいてもトリートメントは効いてますよ。という美容師さんが現れそうですのでもう少し詳しく説明すると、

ダメージで軋む髪はトリートメントをつけてもあまりサラサラにはなりませんし、髪のコンディションの持続性は弱いです。だからキレイなヘアスタイルを1日中保つことはできません。一方、メガトリートメントで疎水になった髪はトリートメントをつけると抜群にサラサラになります。なぜなら髪は疎水になると子供の髪と同じようになるからです。

他の髪質改善系トリートメントとは何が違う?

世の中には「髪質改善」のトリートメントがたくさんありますが、大きく2つに分かれます。順をおって説明しましょう。

1. ステップ式トリートメント

髪質改善系トリートメントも色々あるのですが、よくあるのがステップ式トリートメントです。1、2、3と順番を踏んでトリートメントを重ねていくトリートメントになります。ステップ式トリートメントは髪をコーティングする作用が大きいためカラーやパーマの後にすることが多いです。結局これは先にしてしまうとコーティングがカラーやパーマの邪魔をするからです。

普通のトリートメントを少しだけリッチにしたイメージですが、髪をダメージさせてから補うタイプのため、ダメージ改善という位置付けになります。本来髪はダメージさせないことが大切なため、この手のトリートメントをするよりもダメージを少なくするようなカラーやパーマを行い、自宅でケアする方が良いです。これも本を読んだ方ならわかりますよね。

つまり、この手のトリートメントは自宅でのケアとあまり変わらないので、ステップ式トリートメントを年に12回行うよりも自宅で365日のケアの方が大切ということです。

2. パーマ(ストレート)液で髪質改善

次にストレートパーマの薬を少し配合して髪質改善を行うところもあります。日本人の髪は約7割が癖毛ですからトリートメントに少しストレートの薬を配合することで癖を抑える髪質改善方法です。

しかし、このトリートメントの欠点はストレートの薬を配合していることです。さほどダメージしてない髪なら大丈夫かも知れませんが、ダメージの強い髪には負担になります。ダメージが強くてパーマやストレートを断られた人ならわかりますが、ダメージしていたらこういった薬は本来使えません。

しかし、薬の扱い方が上手な美容師さんなら可能なメニューです。お医者さんもそうですよね。その手術ができる医者とできない医者がいます。しかし、実際に手術には負担がかかる事も事実です。

似たようなもので髪が早く伸びるシャンプーというのもあります。このシャンプーにもストレートの薬が配合されてあって、先ほど挙げた髪質改善と同じように癖を少し伸ばすことで髪が早く伸びたように感じるという仕組みです。決して根元の髪が早く伸びているのではないのですね。

話を戻しますと、くせ毛の人は縮毛矯正をかけることで髪質改善します。しかし、薬の副作用としてダメージはそれなりに出ます。当店の縮毛矯正も非常に人気ですが、決してダメージがないわけではありません。ダメージよりも得られるメリットが大きいからかける方が多いのです。

そして縮毛矯正は一度かければ2回3回と同じところにかける必要はないので1度のダメージで済みますが、髪質改善の場合は何度も薬を使う可能性があります。ということはこういった髪質改善トリートメントをしたその時は美容師さんの技術でステップ式トリートメントと同じように髪がキレイになったように感じますが、回数を重ねるごとに徐々に効果が薄れていくのです。なぜなら髪質はパーマ液によって一時的に改善されるかもしれないですが、それと並行して少しづつ髪もダメージもしていくからです。

髪質改善:メガトリートメントとは?

メガトリートメントはストレートの薬は使用しません。しかし、癖を抑えることもできます。パーマの持ちも良くなります。髪が安定するためトリートメントの効果を発揮し、1日中髪がまとまるようにます。なぜならメガトリートメントは髪の理想的な状態を造るからです。髪質は少し改善するけど少し痛むトリートメントと違って髪がダメージする事はありません。また、髪をコーティングしていないので、カラーの前に行う事でカラーの染まりが良くなります。これが本当のトリートメントであり、髪の理想的な状態である「疎水」という事です。

少し注意点を挙げますと、メガトリートメントは髪を疎水にするのであってサラサラにするものではありません。髪をサラサラにするのは油性分(シリコーンや植物オイル)などです。こういったものはシャンプーすれば落ちます。

顔で言えばファンデーションは洗顔すれば落ちますよね。化粧水も洗顔をしたら補いますよね。メガトリートメントをすることでファンデーションのノリが良くなり、化粧水の効果が最大限発揮する。髪のトリートメントであればしっとり感やサラサラ感が強く感じられるようになるのです。

髪のためのスカベンジャー

スカベンジャーとは何でしょう?早い話がデトックスです。髪の中に溜め込んだ悪い成分を分解、排出することも大切です。いくらトリートメントを頑張っても髪がダメージする方が大きければトリートメントの効果は半減します。メガトリートメントにはスカベンジャーも含まれています。

メガトリートメントは筋トレやダイエットと同じ

メガトリートメントは筋トレやダイエットと似ています。やれば必ず結果は出ますし、継続すれば体型が変わるのと同じです。本当に髪質を変えたいのあればメガトリートメントしかありません。

事例:チリチリ(ビビリ)直し&形状コントロール

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写真では分かりづらいかもしれませんが、髪の表面の中間から毛先にかけて通称ビビリ(チリチリ)というダメージがあります。

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内側はこんな感じでインナーカラーでダメージ付きです。ビビリ(チリチリ)にはなっていませんが、髪が弱っているためまとまりは悪いですね。

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通常のトリートメントであれば仕上がりはこのような状態になります。

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髪のツヤ感、サラサラ感は出るけど髪のまとまりは変わらず跳ねたまま。そして髪のビビリ(チリチリ)も直りません。

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メガトリートメント後はビビリ(チリチリ)も改善できています。

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跳ねも収まりやすくなります。形状安定もしますからね。

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襟足のまとまりも改善されています。元のくせも弱いため分かりやすく結果が出ましたね。

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2週間後の状態です。ビビリは戻ってませんし、まとまり感も安定しています。これがメガトリートメントのチカラです。

髪質により仕上がりは個人差がありますが、筋トレやダイエットと同じように、メガトリも回数を重ねるほど効果が高まります。目安は2週間に1度。