先日テレビを見てて思ったことがあります。
それは主役と脇役の女優さんの顔です。
脇役の女優さんはとてもキレイです。まさに美人とはこういう顔なんだろうと思います。そして、主役の女優さんはキレイというよりも、かわいいという印象です。
一般的に美人というキーワードは人気です。例えば、
- 「ホルモン鍋はじめました!」
- 「美人になれるホルモン鍋はじめました!」
このふたつのメニューがあるとすれば、美人になりたいと思う人は間違いなく後者を選択するでしょう。もちろん値段が100倍近く違っていたら選択は変わるかも知れませんが…。
話をテレビに戻しますが、この2人の女優さんを比べてみると人気があるほうはかわいい女優さんです。もちろん2人とも人気はあります。しかし、美人な女優さんよりもかわいい女優さんの方がなぜ人気があるのでしょうか?
|美人を分析する。〜デザインの法則〜
デザインの法則に「黄金比」というのがあるのはご存知の方も多いと思います。名刺やカードのサイズなどが「黄金比」といわれる縦と横のサイズにしたがってつくられています。このデザインの法則は美しいとされるバランスです。つまり安定感があって、見ていて気持ちがいいということです。メイク特集やヘアカタログもこの「黄金比」のバランスでつくられていることが多いです。
もともとこの「黄金比」は美しいとされるバランス=美的バランスを追求して導かれた法則です。しかし今日に至って人は、この「黄金比」でつくられたバランスの生活になれてしまっています。名刺交換をして「この名刺は美しい、美しすぎる…」と思うことがあるでしょうか?新しいコトやモノは新鮮で感動さえも覚えるように思えるかもしれませんが、人は慣れるとそれが当たり前と思うようになり、関心さえを失ってしまいます。
人の顔もそうです。「黄金比」に当てはまる顔はパーツが法則的に整っていて、見ている人を不快にしません。しかし、美人というのはそれ以上でもそれ以下でもないのです。極端にいえば、美人すぎるとまるでサイボーグのように感じたり、「整形しているのでは?」と疑いの目でみてしまうこともあるでしょう。
このように美人は100人いたら100人が美人と思う、美しさを持っています。しかし、「美人に個性なし」といわれるようにさえなります。「美人だけど、どんな印象だっけ?」のように感じてしまいます。つまり、ハズシがないのです。それが印象がうすいとうことにつながります。
ヘアスタイルにも同じことがいえます。当店は縮毛矯正が人気のメニューのひとつですが、自身の髪がキレイで扱いやすくになったら、ただのストレートデザインでは満足できず、毛先にカールやウェーブで変化をつける。これが縮毛矯正からの「ハズシ」です。美人髪の代名詞であるストレートにパーマでデザインに遊びを加えるのです。
センスがいい人はこの「ハズシ」が上手です。一般的には男性の方がこのセンスはあるといわれてます。例えば「ギャップ」という言葉は男性は好きですよね。好きだからこそ、そのセンスが磨かれます。つまり、黄金比による美的バランスにとらわれすぎているのは女性の方が多いです。「こうじゃなきゃいけない」とかね。よくつかうでしょ?バランスや形ばかり気にすることにとらわれすぎて、大事なこと、何か見落としてませんか?
|黄金比に効果はなし。〜愛され顔を目指して〜
研ぎすまされた現代社会において、この美的バランス=黄金バランスはもはや通用しません。先頭に述べた美人だから人気があるという時代ではないのです。人気のある方は自分の個性を知っている、あるいは特性を活かされ飛躍する法則に従っているだけです。そして、それは愛され顔ということです。
人には個性があります。自分の目が好き。口がきらい。そのどれもがあなたという個性です。その大切な個性をすべて消し去る必要はありません。バランスをとることはとても大事なことですが、「本当に大切なことはあなたらしい個性をどう活かすか」ということではないでしょうか。
浦和の美容室エナ 「美」から生まれるチカラ
進化する縮毛矯正,デジタルパーマ,カラーでお手入れしやすいヘアデザインを心がけています。
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