はじめに
第1章「ホームページとは何か?」では、ホームページとは、
インターネット上に、自分やお店の情報を置いておく場所
だと説明しました。
では、その情報はどこに置かれていて、私たちのスマートフォンやパソコンには、どうやって表示されているのでしょうか?
普段ホームページを見るときは、そこまで意識することはありません。
Googleで検索する。
検索結果を押す。
すると、ホームページが表示される。
たったそれだけに見えます。
しかし、その裏側では、
「ホームページを見たい」というお願いを送り、その情報を受け取る
というやり取りが行われています。
今回は、ホームページが表示される基本的な仕組みを見ていきましょう。
ホームページは自分のスマートフォンの中に入っているわけではない
ホームページを開くと、文章や写真が自分のスマートフォンに表示されます。
そのため、ホームページそのものがスマートフォンの中に入っているようにも見えます。
しかし、基本的にはそうではありません。
ホームページを作るための文章や画像などのデータは、インターネットにつながった別の場所に保存されています。
私たちは、その場所にある情報をインターネットを通して受け取り、画面に表示しています。
たとえば、お店のホームページを見たとします。
そのときスマートフォンは、
「このホームページを見せてください」
というお願いを送ります。
すると、ホームページのデータが置かれている側から、
「どうぞ。これが表示するためのデータです」
というように情報が返ってきます。
その受け取った情報を、スマートフォンやパソコンが画面に表示しています。
ホームページを見るときは「お願い」と「返事」が行われている
少しだけ仕組みとして考えてみましょう。
ホームページを見るときの流れを、とても簡単にすると次のようになります。
- 見たいホームページを指定する
- インターネットを通して「見せてください」とお願いする
- ホームページのデータが返ってくる
- スマートフォンやパソコンが、そのデータを画面に表示する
普段は一瞬で行われるので、このやり取りを意識することはほとんどありません。
しかし、WordPressでホームページを作るときには、
「ホームページのデータを置いておく場所が必要になる」
ということを知っておくことが大切です。

「置いておく場所」が必要になる
ここで、第1章の話とつながります。
ホームページは、文章や画像、ページなどの情報が集まってできています。
では、それらのデータをどこに置いておくのでしょうか?
自分のパソコンだけに保存していても、そのパソコンの中を見ることができるのは基本的に自分だけです。
世界中の人がいつでもホームページを見られるようにするには、
インターネットにつながった、ホームページを置いておく場所
が必要になります。
この「ホームページを置いておく場所」が、これから出てくる
サーバー
です。
今はまだ、サーバーの詳しい仕組みまで覚えなくて大丈夫です。
まずは、
ホームページを公開するには、データを置いておく場所が必要
ということだけ覚えておきましょう。
でも、置き場所だけでは見つけられない
ホームページを置いておく場所があっても、それだけでは少し困ります。
インターネット上には、たくさんのホームページがあります。
その中から、
「どのホームページを見たいのか」
を指定する必要があるからです。
普段ホームページを見るときには、
example.com
のような文字を見かけることがあります。
こうした、ホームページの場所を分かりやすく指定するために使われるものが、
ドメイン
です。
ドメインについても、今は詳しく覚える必要はありません。
ここでは、
- ホームページを置いておく場所が必要
- そのホームページを見つけるための目印も必要
という二つの役割があることだけ押さえておきましょう。
サーバーとドメインについては、このあと一つずつ詳しく見ていきます。
ブラウザは受け取った情報を画面にしてくれる
もう一つだけ、普段何気なく使っているものがあります。
それが、
ブラウザ
です。
たとえば、
- Google Chrome
- Safari
- Microsoft Edge
などがブラウザです。
ブラウザは、インターネットから受け取ったホームページのデータを読み取り、私たちが見られる形にして画面へ表示してくれます。
文章を表示したり、画像を並べたり、ボタンを表示したりするのも、ブラウザの役割の一つです。
つまり私たちは、
ブラウザを使って、インターネット上にあるホームページを見ている
ということになります。
難しい仕組みを全部覚える必要はない
ここまで読むと、
「インターネットの仕組みまで勉強しないと、WordPressは使えないの?」
と思うかもしれません。
そんなことはありません。
車を運転するために、エンジン内部のすべての構造を理解する必要がないのと同じです。
ただし、
- ホームページのデータを置く場所がある
- 見たいホームページを指定する仕組みがある
- インターネットを通してデータを受け取る
- ブラウザが画面に表示する
という大きな流れを知っておくと、このあと出てくる言葉がバラバラになりません。
サーバー。
ドメイン。
WordPress。
ブラウザ。
それぞれが別々のものではなく、
ホームページを作って、公開して、見てもらうためにつながっている
ということが大切です。
今回のポイント
- ホームページのデータは、基本的に自分のスマートフォンの中にあるわけではない
- ホームページを見るときは、インターネットを通して情報を受け取っている
- ホームページを公開するには、データを置いておく場所が必要
- その「置いておく場所」が、これから学ぶサーバー
- ホームページを見つけるためには、ドメインという目印も使われる
- ブラウザは、受け取ったデータを私たちが見られる画面として表示してくれる
今回の視点
サーバー、ドメイン、ブラウザ。
言葉だけを見ると、それぞれ別の専門知識のように感じます。
しかし、先に全体の流れを見ると、役割はシンプルです。
置く。見つける。受け取る。表示する。
これから一つずつ詳しく学びますが、分からなくなったら、この流れに戻ってみてください。
専門用語を覚えることよりも、
「これはホームページが表示される流れの、どの部分の話なのか?」
と考えられることの方が大切です。
Part 1|ホームページとWordPressの仕組みを知る

