メガトリートメントとヘナ(メガトリヘナ)

メガトリートメントとは

メガトリートメントとは、タンパク質をメインとするトリートメントで髪質改善を特許技術で行うトリートメントです。髪質改善がメインとなりますが、カラーやパーマ、縮毛矯正と同時に行うことで薬剤から髪を保護する役割も果たし、ヘアデトックス効果により頭皮と髪に残留しやすい薬剤も除去していきます。

髪はほとんどがタンパク質でできていますが、カラーやパーマ、縮毛矯正、日常のシャンプーやブラッシング、ヘアアイロンやコテなどで髪のタンパク質や脂質が壊れてしまいます。これらが複合的に混じり合ったものがヘアダメージです。

タンパク質も様々なものがありますが、ただ髪につけるよりもどのように活性・定着させるかがポイントになります。もし髪にタンパク質をつけても定着しなかったらシャンプーなどですぐに流れてしまいます。これが従来のトリートメントです。

タンパク質は髪の強化・保護の役割をしていますが、髪はタンパク質だけでできているわけではありません。脂質や油成分がないと柔軟性が作れません。そしてこれらのトリートメントで効果的な原料は残念ながら日本ではあまり開発されていません。そのほとんどが海外から取り寄せるのですが、納品までに4ヶ月以上かかったり、たった1つの原料だけの送料で8万円もかかった経験もあります。

また、例えそれらの有効成分が入っているメーカーのほとんどが希釈されているため配合料は微々たるものです。原料から調合しているから高濃度が可能であり、濃度調節ができるのが強みでもあります。薄いものは濃くはできませんが、濃いものはいくらでも薄くできます。

他のトリートメントとの違い

①ステップ式トリートメント

1、2、3と髪にステップ式(順番)につけていくトリートメントです。髪はダメージすると分解されてダメージホールという空洞が髪の中にできます。その空洞にタンパク質や脂質などを入れて表面をシリコーンなどでコーティングします。コーティングが剥がれると中に入れたものが抜けます。

このトリートメントのほとんどはカラーやパーマ、縮毛矯正などの後に行うものが多いです。なぜなら先にコーティングをしてしまうとカラーやパーマ、縮毛矯正の薬剤が浸透しづらくなるためです。また、後から行うトリートメントのため髪を薬剤から保護することができないという特徴があります。

髪は本来傷んだからトリートメントをするよりも、痛ませないように保護しながらカラーやパーマ、縮毛矯正を行う方が髪のコンディションは圧倒的に良くなります。

②酸熱(アイロン)トリートメント

酸熱トリートメントは使用する酸によって多少の違いはありますが、酸を髪に定着させてヘアアイロンを行うトリートメントです。酸の特徴としては髪を硬くしますね。髪が硬くなることは良くないように思うかもしれませんが、ブリーチとかすると髪が柔らかくなりすぎてダメージします。だから酸で髪を硬くするといえばわかりますかね?ただ酸なので髪が軋みやすいという特徴もあります。

ヘアアイロンをする理由は成分を固定化させるためです。それと酸熱トリートメントで髪の癖が伸びるタイプもあります。これは縮毛矯正のような薬剤(還元剤)を少しトリートメントに加えるのですが、そのままだと効果が弱いので熱でパワーを上げます。熱と還元剤を利用するので弱い縮毛矯正みたいになるので癖が伸びるわけですが、還元剤と熱なので髪がダメージする原因にもなるということです。

あと酸で髪が軋む場合があるので、ヘアアイロンでシリコーンなどを貼り付けて質感調節をしないと風合いが良くならないですね。

③ヘナ

ヘナというと髪を染めるイメージがあるかもしれませんが、トリートメント効果もあります。髪のタンパク質と結合してなかなかとれません。ヘナも酸なので髪が軋みやすいという特徴があります。髪が軋むというと髪がダメージしているイメージがあるかもしれませんが、トリートメントで軋むということもあるのです。髪が傷んで軋む場合はトリートメントをつけても改善されませんが、トリートメントで軋んでいる場合はシリコーンなどの油性分などで質感調節すればすぐに改善できます。

またヘナは頭皮ケアもできる優れものです。ヘナは酸で収斂効果がありますので頭皮をキュッと引き締め抜け毛を防ぎます。また抗酸化作用によって肌荒れを防ぎ、消臭効果も期待できます。

メガトリートメントとヘナの相性がいい理由

メガトリートメントの主軸となるのがタンパク質です。ヘナは髪のタンパク質と強烈に結合します。つまり、メガトリートメントとかなり相性が良いのです。欠点は少し時間がかかることです。ヘナは酸なので髪に浸透しにくいのです。

ヘナを使うと髪にオレンジの色素がつきます。ヘナはポリフェノールの一種です。ポリフェノールというと健康に良いイメージがあるかもしれませんが、髪や頭皮にも良いのです。

ヘナ以外のポリフェノールも

ポリフェノールはヘナ以外でもあります。例えば緑茶のカテキンなども有名ですね。メガトリとヘナしたいけどオレンジは嫌って人もいるはずです。もちろん可能です。メガトリと他のポリフェノールで応用可能です。