オーガニック〇〇は美容室には重要ではない

お知らせ, ヘナ, 髪の話

健康志向か自然派思考の流れだろうと思いますが、美容室にもそんなオーガニック〇〇のキャッチフレーズは増えてきてますね。オーガニックカラーならまだしもオーガニックパーマとかどうなんだろうと思ってしまいます。100%天然カラーはヘナだけです。そして、食などに関してはオーガニックの方がいいのかもしれませんが、そもそも美容室において求めるオーガニックはなんでしょうか?

 

|オーガニックとは?

 

美容の疑問

 

オーガニックとは、「化学肥料や科学農薬に頼らず、有機肥料などで栽培すること」と定義されています。つまり、あるモノをつくるときにどういった方法でおこなうかとうことですね。

 

 国際的な規模で有機農業推進活動を行っているIFOAM( 国際有機農業運動連盟) は、オーガニック(有機農業)の原則として「予防的管理」「伝統的知識」「社会的・生態学的公正」など幅広い内容を掲げています。

→wiki 有機農業より

 

日本では有機JAS認定された事業者のモノのみ、「有機」と表示して販売が許可されています。そして、JAS認定されていなくても「オーガニック」と表示することは可能なのです。JAS認定をうけるには金銭的負担もしなければなりません。そこで企業や生産者は独自の規格を設け、それをアピールしているのです。

 

|オーガニックなら安全か?

 

有機栽培といっても農薬を一切使わない訳ではなく、ある特定の農薬の使用は認められています。つまり、一般の食品よりは化学肥料などを使用しない分、「安全性が高い」といったほうが正確かも知れません。

 

そもそも「食の安全」というのは、その生産(モノの栽培方法)だけではなく、流通(加工や配達など)など私たちが口にして消費するまでの過程も含まれているため、その一部分を切り取って安全とは一言ではいえないと思います。

 

|オーガニック商品とは?

 

オーガニックコスメや美容室でもオーガニックカラーやパーマなど、ネットをはじめ様々な媒体を通してその認知度は話題になっています。海外ではコスメの基準を設けている団体がありますが、市場にある多くの商品はその会社独自の規格です。

 

仮にオーガニックの成分が1%でも1種類でも含まれていれば、その商品は「オーガニックコスメ」です。そして、その中に化学物質がはいっていてもそれは変わりません。これは以前「無添加」について記事にした内容と同じです。

 

つまり、美容室においてもカラーやパーマも含め、シャンプーやトリートメントにオーガニックと表記されていたとしても、その主成分は変わりません。シャンプーであれば界面活性剤である洗浄成分が主成分であるはずですし、パーマであれば還元剤という主成分がメインであるはずです。そこにいくら有機な成分をいれようともその本質は変わらないはずです。

 

試しに聞いてみてください。その商品やパーマ剤、カラー剤にどのような、そしてどのくらいオーガニックな成分が含まれていて、その効果がどの程度科学的に立証されているのかを。

 

|有機野菜の栄養価

 

野菜

 

農薬や添加物をつかわない食品は、栄養が豊富で安全なのでしょうか?

 

スタンフォード大学の研究によると、安価な野菜や果実とその栄養素を比較してみると有機栽培とほとんど変わらないということです。

 

栄養価は熟成させた方がいいのはご存知だと思います。チーズをはじめ、最近では牛肉などで話題です。果実でいえば農薬を使って完熟させたほうがビタミンが豊富といった場合もあります。

 

|オーガニックコットン

 

綿

 

最近はよく見かけるようになりましたね。この有機栽培された綿花が、昔に比べれば安価になっているからでしょう。この理由は、もともと先進国でこの考えがはじまり、生産コストがあがることで高額=高級だったのですが、アジアやアフリカ、中南米など様々な場所で栽培されるようになっているからです。

 

身体にいい?

 

これは上記の「栄養価」と同じようなことになりますが、そもそもオーガニックコットンとは、綿花の栽培方法を指すことであって、その品質や効能を売りにしている訳ではありません。また、例えそのような方法でつくられたとしても「食の安全」と同じで、染料や加工も含めたすべてを総合的にみて判断しなければいけません。

 

|まとめ

 

「無添加」「自然・天然」などをはじめこういった「言葉のイメージ」を日常の生活において、よく見かけるようになると人はその言葉を覚え、いいイメージも悪いイメージも抱くようになります。そして、時としてその本質や真実からかけ離れてしまうこともあるのも事実です。

 

有機栽培とは、その方法を用いることで地球環境や生産者の健康負担を減らすことが本来の目的というシンプルな考え方です。そこに本来の目的にない、「安全」や「高品質」などのイメージをなぜ人は持ってしまうのでしょうか?

 

その問題は「売り方」です。そして自身の既成概念です。

 

一般的な消費者はオーガニックに対して、「健康」や「エコロジー」などイメージを持っているでしょう。そしてその概念を持たせているのはメディアです。誤解をまねくようなことはしてはいけないと思いますが、売り方(伝え方)、捉え方の双方の正しい認識が大切です。

 

 オーガニックに何を求めますか?

 

その目的が本当にオーガニックだからなのでしょうか?

 

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